交通事故困った体験ログ

運転した人が降りて来て…。近所の人が助けてくれました。

私の通っていた高校は、最寄り駅から遠く、多くの人が自転車通学をしていました。

駅までの道には少しカーブがかかった坂道があるのですが、その坂道とT字で接触している住宅街の道を横断している時に、私は坂の上からふっと現れた自動車と接触しました。
年に1、2回、そこで本学の学生が事故を起こしているから注意するようにというお話があった場所で、まさか自分が事故に遭うとは思ってもいませんでした。

自動車はそれなりのスピードで坂を下りて来ていたはずなのに、自動車がスローモーションでこちらに寄ってきたような気がしました。そして、私は咄嗟に乗っていた自転車を自動車の方に押しやりました。

自転車は抱えないと動かせないくらい変形しましたが、その時点でのけがは右足をすりむいただけでした。帰宅途中の学生たちは固まり、私はびっくりして呆然としていました。

すると、運転席から男性があぶねぇじゃないか、何やってんだ!とか言いながら、出てきました。私はその迫力にすみませんというのが精一杯でした。

その時です。住宅街にある家からおじいさんが出て来てくれました。そして、悪いのはお前じゃろ、ここは速度を落とすところじゃ、何言っとんじゃとその運転席の男性に負けない大きな声を出してくれました。男性はそそくさと逃げていきました。

その頃、騒ぎを聞きつけた先生が来てくれて、そのおじいさんに一緒にお礼を言って学校に戻りました。その日のお風呂の時、太ももに大きなあざができていることに気づきました。

痛みは翌日から湧いてきて、しばらくは足を引きずらなければ歩けませんでした。自動車がスローモーションで迫ってくる様と、運転していた人の大声と、後からの痛みは、あれから20年以上たった今も、忘れられません。